門司赤煉瓦プレイス

門司駅北口を下りると目の前には22.1haの広大な工場跡地と大きな赤煉瓦の建物,そして一日約700隻の船が行き交う関門海峡を見ることができます.この風光明媚な工場跡地を利用して,北九州出身のイラストレーターわたせせいぞうさんをイメージプロデューサーとした門司ウォーターフロント再開発が平成12年に始まり,工場跡地に残された4棟の煉瓦建物は,大里地区産業の発展を支えてきた産業遺産としてこの再開発の中核施設として位置づけられ,大里地区の地域交流の場として活用されることとなりました.それが「門司赤煉瓦プレイス」です.

この工場跡地にはかつて「サッポロビール九州工場」がありました.九州にまだビール工場はなかった明治40年代,国内ビールの製造量が増大していく中,地元有志らが当時隆盛を誇った神戸の鈴木商店から援助を受け,立地条件のよい大里地区に「帝国麦酒(株)」を設立したのが始まりです.大正2年から「サクラビール」のブランドで製造開始,その後,昭和4年に「桜麦酒(株)」に社名変更,昭和18年のビール会社の大合併により「大日本麦酒(株)」となりました.戦後は「日本麦酒(株)」に所属し,昭和39年に「サッポロビール」に社名変更,本工場も「サッポロビール門司工場」となり,その後昭和61年に「サッポロビール九州工場」と改称され,平成12年,九州工場が大分県日田市に移転するまでの87年間,この地でビール製造の歴史が受け継がれていたのです.
「サッポロビール九州工場」の残された4棟の煉瓦建物はNPO法人門司赤煉瓦倶楽部に無償譲渡され,赤煉瓦プレイスとしてこの歴史的遺産を保存していくための管理運営が行われています.近隣には新しい住宅,マンション,商業施設が建ち並び新たな景観が形成され,地域交流の場として様々なシーンで活用されています.壊されていく歴史的建造物が多い中,こういった産業遺産に新たな付加価値をつけて活用していくことは重要なことです.平成19年11月には「赤煉瓦ネットワーク2007門司大会」が赤煉瓦プレイスで開催され,全国的に保存・活用の事例として大きく取り上げられました.平成18年には「土地活用モデル大賞」,第4回「北九州市都市景観賞」を受賞,平成19年に市内では4つ目の「登録有形文化財」として承認を受けました.これからの門司ウォーターフロント開発と共に,門司港レトロと並ぶ市内産業観光の中心を担っていく場所になることでしょう。
赤煉瓦プレイスイベント紹介
◆ 海と煉瓦とフリーマーケット 毎月第3日曜日(3月~11月) 10:00~16:00 レンガ広場
◆ 門司赤煉瓦ミュージクフェスティバル
◆ 門司ブリックミュージックBOX
その他,赤煉瓦プレイスでは様々なイベントを行っています.
門司赤煉瓦プレイス
NPO法人門司赤煉瓦倶楽部
〒800-0063 北九州市門司区大里本町3-11-1
TEL.093-372-0962 / FAX.093-863-0665
http://mojirenga.navitown.com/
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